屋根塗装は雨上がりの翌日にできますか？府中市の塗装業者がお答えします！

府中市紅葉丘の塗装店　三商事(さんしょうじ)の上神谷(かみかべや)です。

いつもブログをおよみいただきありがとうございます。

それにしても・・本当に雨が続きますね・・・。

実は6月29日に足場を外して、あとは下屋根の塗装だけ・・というお客さまのところが未だに終わりません。

完成まであと1日・・・なのに足場を解体してから早2週間・・3週間目に突入してしまって・・。それはなぜなのか？

タイトルにも書きましたが「屋根塗装は雨上がりの翌日にできますか？府中市の塗装業者がお答えします！」と題してお伝えしていきます。

屋根塗装は雨上がりの翌日には塗装できません

今回どうしてこうなってしまったかというと・・・。完成していないのは「下屋根」というところでして・・。

　（これは施工前です）

一番上にある屋根は「大屋根」といいます。そしてこちらは1階と2階の間にある屋根です。右側にベランダが乗っていますよね？　このお家の場合、この下屋根が南側～西側にかけてあります。

足場を設置するときはこの下屋根に「乗せる」部分もあります。乗せたところはそのままですと塗装はできないので、足場の構造上「上に持ち上げること」ができます。

だから下塗りのさび止め、中塗りの塗料・・と塗り進めて行くことができます。そして最後の仕上げが「上塗り」なのですが、

下塗り、中塗り・・と同様、足場を立てているところを持ち上げて塗ることはできるのですが、足場が立っているうちに仕上げをしてしまうと

「足場を解体するときに、業者にこの屋根の上を歩き回られるので汚れてしまう」のです。

だから「中塗りの段階で止めておいて」足場を解体した後、もうだれもこの上をあるくことが無くなった時点で、仕上げをするわけです。

この下屋根は足場がなくなったあとでも梯子や、脚立などであがってこられます。ですから最後の最後に仕上げる・・ということができるのです。

これは業者によって考え方が違います。確かにコレがセオリーではありますが中には全部仕上げてしまって、それから足場解体→　業者が歩き回る・・でも終わり。という業者や考え方の職人もいます。

それと少し逸れますが、ウッドデッキでも似たような話しを聞いたことがあります。

ウッドデッキは1階のお庭に出るような大きな窓（吐き出し窓）の足元にある木製のデッキですね。

（これは当店の施工ではありませんが・・いわゆるこういうものです。）

この上にも足場は立ちます。ですから下塗り、中塗り・・と足場を持ち上げて塗り、最後に足場が外れた段階で仕上げをするのがセオリーですが・・・

聞いた話しの職人は仕上げまで全て塗ってしまったそうです。足場業者にも「私たちが解体してから塗ってください・・それの方がきれいなので・・」と言われていましたし、それが当然だと思うから施工責任者もお客さまとそういう約束をしたそうです。

ですが・・・塗ってしまったそうです。それで終わりとしたかったみたいですが、案の定、足場業者が歩き回ったせいですべて汚れてしまいましたし、お客さまへも約束を果たせない・・という施工管理者・・

ということで、最後にもう一回塗装したそうです。ですから都合「4回塗り」をしていることになります。「3回塗り」で十分、キレイに仕上がったはずなのにもう一度塗っているわけですから、これこそ無駄な作業です。早く終わらせたい・・ということなのに返って時間をかけた・・これはお客さまには請求できませんし、この業者はおかげで赤字になっているかもしれません・・このあたりは私は知るよしもありませんが・・。