武蔵村山市外壁塗装、屋根塗装への補助金、助成金はあるのか？市役所に聞いてみた！
府中市紅葉丘の塗装店 三商事の上神谷（かみかべや）です。いつもありがとうございます。
今回は「武蔵村山市は外壁塗装、屋根塗装への補助金、助成金はあるの？」ということでかいて行きたいと思います。このために武蔵村山市役所 協同推進部 産業観光課に問い合わせてみました。担当の方、とても丁寧に答えていただいてありがとうございました！
結論から言いますと・・武蔵村山市には外壁塗装、屋根塗装への補助金、助成金は
「あります！」
いいなあ・・と本当に思います。私の住む府中市は令和３年度も予算がつきませんでした・・。残念です。
と、いうことで武蔵村山市にお住いの方は、ぜひこの制度を利用していただきたいと思います。
外壁、屋根、ベランダに遮熱の塗料を塗装すると最大10万円の補助金が！
武蔵村山市では「安心安全、エコ住宅等改修助成事業補助金」と銘打って、予算をとっています。
どのような改修が補助の対象になるか・・おおまかに言いますと
- 木造住宅耐震診断に対する補助金
- 木造住宅耐震改修に対する補助金
- 新エネルギー利用機器等の設置に対する補助金
- エコ住宅化への補助金
- バリアフリー化への補助金
の５つの項目があります。遮熱塗料を塗装するというのは４のエコ住宅化への補助金に該当します。今回はこちらを中心に説明していきますね。
どんな住宅が、どんな方が補助の対象なの？
御自身が住むための個人の住宅が対象です。アパートなどの集合住宅の場合はオーナーの方がそこに住んでいるという場合で、その場合でもその方が住んでいる部分のみということになります。
つまり集合住宅を所有している方が、その建物に住んでいない場合は、その集合住宅は対象外ということになります。
そして対象となる方ですが①市内に住所がある②その住宅を所有していて、そこに現在住んでいる③武蔵村山市の市税などを滞納していない ことが条件です。
外壁塗装、屋根塗装、ベランダ塗装についてどのくらいの補助がでるの？
まず、対象の工事ですが個人の住宅、集合住宅の個人住宅部分の屋上（これは屋根の意味合いも含みます）、外壁、ベランダの「いづれか」に日本産業規格Ｋ５６０２に基づく方法により求められる近赤外領域における日射反射率５０パーセント以上の遮熱塗料を使用する、又は当該屋上に、日本産業規格K５６７５に適合する遮熱塗料を使用することが条件です。
（ただし、建物の立地又は構造上、遮熱の効果が期待できない部分を除いたものとする。）
それでこのK5602、K５６７５に該当する塗料は具体的にどんなものがあるのか？というと、K５６７５該当する塗料は主に屋根塗料で日射反射率５０％以上の塗料を高日射反射率塗料 とも呼びます。
検索で「高日射反射率塗料」「塗料のメーカー名」で検索するといろいろと出てきます。屋根塗料に関しては、この条件を満たす遮熱塗料は多いですね。
SK科研 「クールタイトシリーズ」
日本ペイント「サーモアイシリーズ」
関西ペイント「アレスクールシリーズ」
水谷ペイント「快適サーモシリーズ」
日本特殊塗料「パラサーモシリーズ」
スズカファイン｢クールトップシリーズ｣
このようなところです。
外壁塗料の場合は、K5602にあまり該当するものがありません。
日本ペイントの「サーモアイウオールシリーズ」、SK化研の「クールテクトシリーズ」くらいです。もしかしたら私の調べ方がいけないことも考えられますので、この塗料はどうなのか？と疑問に思うようなら、塗装業者を通してメーカーに確認してみることをおすすめします。
市役所の方に「名の通った塗料メーカーさんの遮熱塗料でしたら、ほぼ５０％超えているのではないでしょうか？」と聞いてみたのですが、あっさり 「いえ！そうとも限らないんです・・」という話もお聞きました。基準にあわない塗料で申請してこられる方もいるそうです・・・。
私もよくカタログをみたら・・「塗料の色」によって変わってくることを発見しました。
薄い色は日射反射率は高く、濃い色は低かったりします。これは同じ塗料でも・・です。黒などは４０％というものもあって、これでは基準に合致しませんので、対象にはならないですね。
市役所の方、こういうことを言っていたんだな・・と思いました。
基準を満たすならまずはざっくりと「薄いいろ」で、選んでみて、それからは塗装業者に相談して、決めていくといいでしょう。
でも・・これは仕方のないことなのですが「薄い色は汚れが目立ちます」・・・。屋根というのは汚れやすい箇所でもありますので、あまり薄いものだと・・という心配はありますね。
「５０％以上という基準を満たしながら、汚れの目立ちづらい色」という落とし所を、業者と一緒に探すことが重要でしょうね。
「どのような塗料が要件を満たすのか？」というおはなしになってしまいましたが・・では問題の「どのくらいの補助がでるのか？」というお話ですが
結論は「上限１０万円まで」です。
正確に言えば
「遮熱性塗装工事に要した費用（消費税を除く）に２分の１を乗じて得た額（千円未満の端数があるときはこれを切り捨てた額）とし、１００，０００円を限度とする」
とのことです。外壁＋屋根＋ベランダをすべて遮熱塗料で塗装した場合、工事に要した金額というのは２分の１を乗じて得た額(つまり半額です)は、絶対に１０万円を下回ることはありません。
さらにこれに仮設足場の費用がかかるわけですから、なおさらです。
これは仮に（あまりコスパ的にありないことですが・・）外壁だけを、または屋根だけを遮熱塗料で・・となったとしても２０〜２５坪くらいの大きさの家であれば、そこだけの塗装にしたところでやはり２分の１を乗じて得た額が１０万を下回ることはありません。足場も加わりますし、それ以前に遮熱塗料は高価ですから・・・。
つまり「総費用から１０万円分補助される」と考えてください。
10万円を多いとみるか少ないとみるか・・・？
10万円という補助はとてもありがたい額です。私が補助金や助成金をおすすめするのは「お得に塗り替えをしていただきたい」と思っているからです。市が負担してくれるのですから、本当にお得です。
「10万円なら、なんとか値引きしてもらえば、申請の手続きなどわざわざしなくても・・」とおもう方もいるとおもいますが、
普通の規模の住宅の塗装工事で１０万を値引けるというのは、正直なかなか難しいです。
無理な値引きは、業者に負担をかける→ それが工事に反映されてしまう→ 不具合が起きる可能性が高くなる→・・・・
こうなってしまうと結局最後にしわ寄せがいくのは「値引きを望んだお客様」です。
だから、こういう制度をうまく利用できれば、お客さま自身の費用の負担も少なくて済みますし、それでも業者はきちんとした価格で工事ができるわけです。だから当然不具合が起きる可能性もぐっと低くなる。良い工事で収めることができる。・・ということなんですね。
「３００万円のところを、いまならキャンペーンで１５０万円でいいです！」← （25坪くらいのお家の話しです）
こういう値引きを見聞きしたこともありますが、これは「まともな値びき」ではない、まともな見積もりをだしている業者なら、こんな芸当は不可能ですし、そもそもこれでは３００万の見積もりはなんだったの？と想われるのがオチです・・・。
ですから１０万円の負担減・・というのは本当にありがたいことだと思います。
業者にいえば何十万も値引きしてもらえる・・というのは、まっとうな見積もりを提出しているところでしたら、まず難しいと思ってください。
そして、それを安請け合いしてくる業者でしたら、最初から「値引く用」に値段が乗せてあるか、工事の質が下がっても背に腹はかえらない・・と思っている業者のどちらか・・どちらにせよお願いするのは考えた方がいいでしょう。
申請の期日は？ いつまでの工事が対象なの？
申請書の受付は平成4年2月28日までのものとします。そして平成4年3月31日までに「工事完了報告書が提出できるように」しないといけません。
ここで注意しなければならないポイントをお伝えいたしますね。
① タイムスケジュールは余裕をもってください。
申請をしてそれが通り、交付決定通知が送付されてくるまで3週間ほどかかります。2月28日ギリギリで申請をしてしまうと、交付決定がされてからでないと契約も結べないでしょうから、交付決定後に動き出すとすると、3月31日までには「工事完了報告書」が提出できない可能性がある・・つまり「塗装工事が終わっていない」という事態になる可能性が高いです。(お住い全体を塗装の場合、うまくいって1週間、普通で10日間くらいはかかります)
ですから申請最終までにぎりぎりで・・というのは、申請が通らなくなる可能性が大きいと思ってください。申請するなら、また塗りかえをするなら早め早めのスケジュールで臨んでください。
② 一旦は自分で全額負担となります。
こういう補助金、助成金というのは大抵そうです(私が今、請求手続きしている持続化補助金もそう)が、「確かに申請したとおり○○にそのお金は使いました」ということを証明しなければいけません。
この場合でしたら「遮熱塗料によるお住いの塗替え」ですね。そしてその証明のために提出する書類が何種類かありますが、そのうちの一つに工事金額を業者にきちんと支払ったという領収書が必要です。
ですので「一旦は全額負担」といったんはいったんは補助金に相当する額を立て替えるわけですね。それが提出された書類、補助金を振込み為の口座にまちがいがないか・・？などをチェックされた上で市より振り込まれます。
完了報告の書類諸々を提出してから、指定の口座に振り込まれるまで早くて1ヶ月です。
書類に不備などがあればさらに日数を必要とします。(・・ですが、市役所さんいわく今まで完了報告の時点で不備はそんなにはない・・とのことでした。口座番号の書き間違えなど・・注意してください。)
その他に注意する点ですが・・・
① 武蔵村山市に事業所がある塗装業者が施工する工事であること
②工事の模様の写真が必要
③対象の住宅1件につき1回の申請であること
④必要に応じ現地調査を行う場合があること
・・このような点を注意しながら進めて行きます。
それと基本的には申請は本人ですが「委任状制度」もありますので、依頼のお客様が個人情報を託してもかまわない・・という了承があれば、業者が申請を提出するのは可能です。
工事前、工事最中、工事後の写真も必要になってきますので、業者との協力体制がうまく申請出来るか否かのカギになってきますね。
ちなみに当店は「取引している業者は武蔵村山市の事業者」でありますし(長年、一緒にやっていて腕も良いし、お客様対応の良さも兼ね備えています)、私などがお写真なども撮影にまいります。
お客様がお得にできるように、申請が通るように誠実に手続きを進めていきます・・・。
それと最後に・・・市役所の方にお話しをお伺いしていて、印象に残ったのが・・
「予算はいくらかは言えないのですが、今年は予算がちょっと少なくされてしまっていて・・。今の時点で(これを書いている6月3日ごろ)あと2．3人・・というところでしょうか・・。それでも、さらに増やしていただけるように、働き掛けています・・」
とのことでした。
こう言うお話しは「アンテナを張ってないと入ってこない話題」だと思います。
経営者である私で言えば「持続化給付金」「持続化補助金」「一時支援金」など・・こういうものと一緒ですよね・・。気にしていないと「知らなかった・・」で終わってしまうお話しですが、武蔵村山にお住いの方の中でも察知して申請している方もけっこういるんだな・・と思ったものでした。
それと予算を増やしてもらうよう働きかけていることも知り「そんなこともしてくれるんだ・・」と思いました。
下記のマニュアルに書いていないことも、この記事には書きましたのでお役にたてば幸いです。そのほかさらに詳細な情報も載っていますので、申請にあたってはまずこちらの資料をごらんください。
お読みいただきまして、ありがとうございました！
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