府中市紅葉丘の塗装店 三商事(さんしょうじ)の上神谷(かみかべや)です。

いつもブログをおよみいただきありがとうございます。

今回は「雨戸の塗装について」のお話です。

外壁塗装をする際に、必ずと言って良いほど塗装されている雨戸ですが、どうして塗装をするのか? またしないとどうなるのか?・・などをお伝えしていこうと思います。

雨戸の塗装は必要ですか?どうして塗装するの?

結論から申し上げますと、

「雨戸がさびて使い物にならなくなるのを防ぐため」というところが大きい理由になります。

 

雨戸には材質や形状でいろいろなタイプのものがありますが、現在の一般的な形と言えばこのような

「鏡板が波板状」のものになります。

真ん中の「なみなみしている部分」を「鏡板」というのですが、ここがこのようになっているものがほとんどです。ちなみに周りの枠になる部分はアルミですから、ほとんど塗装はしないでだいじょうぶです。

こちらは塗装前の(戸袋)」で、一度以前に塗装をしているのですが、現在はこのように「色ムラ」になっています。前回の塗装は15年前だそうですし、ここは一日通しての日当たりも良い場所ですから、このような色ムラもしかたないと思います。

1枚目の写真の戸袋(雨戸がしまわれる場所)から雨戸を引き出してきた様子のこちらの写真ですが、これが「15年前塗装したときとほぼ変わらない状態」です。

どうしてこのように差ができるのかというと「戸袋は常に露出されていて太陽の光に、また雨風にさらされていているのに対し、雨戸は夜と雨のときにだけ閉めるためにでてくるだけ」だからです。ですが、今回戸袋だけでなく雨戸も塗装しました。その方が見た目も統一されるからです。

こういう色ムラ(言ってみれば見た目の問題ということかもしれませんが)のことも塗装をしておいたほうが良い要因の一つですが、もっと大切なのはこの鏡板の部分は鉄なので、塗装をしておかないとやがて錆びてくるということからです。

私は20年、何もしていないこのタイプの雨戸で「真っ赤にさびているもの」をみたことがあります。

 

雨戸を交換・・つまり新品にとりかえるのも手なのですが、再塗装をするコストよりもかかりますし、雨戸というのものは時代時代でサイズが変わります。

15年前、20年前・・というと「サッシの枠ごと」取り替えることにもなりかねません。そうなるともっとコストがかかります。

 

こういう鉄のモノが主流ですが、築40年以上前のお家になると「木の雨戸」になります。

先ほどのお写真のお家の雨戸戸袋はあとから「交換したもの」なので、新築時からある元々の雨戸もあります。それがこちらの木の雨戸です。

こちらはほとんど「この閉めたままの状態」なことに加え、材質が木なので傷みは鉄のものの比ではありません。鏡板の部分が「しわが寄ったようになっている」のは「水分を含んでベニヤがふやけて」しまっているからです。

 

こうなると「塗装」はもう意味をなさなくなります。

この雨戸の場合は木の枠をはずして、鏡板だけを新しいベニア板に交換する方法と、この上から新しいベニア板を張り付ける方法があります。今回は後者の方法をとり、そして塗装をしました。

交換は業者にも寄りますが,塗装よりコストがかかるためです。

 

先ほども「交換は塗装よりコストがかかる」ということを申しましたが、それはここでも同じことでして、そもそも「現状のモノを生かす」ということが「塗装の目的」なわけです。

ですから傷みがはげしくなる前に、塗装を施してはじめて現状のものを生かせるわけですから、逆に傷みきってしまってからですと「塗装だけではすまない話し」になり、交換となり、コストと手間と時間がかかるわけです。

 

木の雨戸でもこういう「ルーバー」のタイプのものもあります。

こちらは先ほどのものより、かなりしっかりしていますが、やはり木なので塗装は必要です。これも放置しておくと塗装が剥がれ、材質が脆くなり「横に入っている格子のような部分」が一本ずつ外れてきてしまい、歯が抜けたような感じになってきてしまいます。1本、2本・・と外れて行って、終いには「ぽっかり穴があいている状態」に。

そしてその抜けたルーバーは無くしてしまうことも多いですし、しかもほぼ、元の通りには、はまってくれませんので、この部分を隠すように「ベニヤで鏡板をはる」ということになってきます。

 

このルーバーのように原状復帰させるには塗装屋さんではなく、大工さんになってくるでしょう・・・当店では鏡板は貼り付けますが、ルーバーの復帰は経験がありません。

ちなみにこのお客様は、今までの手入れも良いこともあり塗装をすることでキレイになりました。

 

雨戸や戸袋はどのように塗るのですか?長持ちする作業工程

まずフィニッシングロールで、雨戸の表面をこすります。

これは「ご存じの言葉」で表現するのでしたら「紙やすり」です。

こういったもので表面をこすることを「目荒し」と言います。

どうしてこれをするのかというと「塗料の密着を強くするため」です。

 

ちなみにこれらには「番号」があって、番号が「おおきく」なるほど「目が細かくなって」いきます。番号の小さいものは「荒い目」のものですから、あまり荒いものでガシガシ・・とこすってしまうと、雨戸が「傷だらけ」になり仕上がってもそのキズは残ったままになります。細かい目のものでやさしくでも十分、塗料の密着はよくなります。

 

出たほこりを払って、次に「なみなみの鏡板以外の枠の部分にテープを張って養生をします。このことによって「塗らない枠」に塗料がつかないようにするのです。

次に刷毛やローラーで塗料を塗っていくわけですが、その前に「プライマー」を塗ります。

以下の動画に出てくる「密着バインダーM」がプライマーです。

これもあとから塗る塗料の密着をよくするためです。

動画では私が雨どいに塗っていますが、雨戸にも塗っています。冒頭で見せているものが「目荒し」をするための「フィニッシィングロールのペーパー」です。

 

こちらを塗ってから「弱溶剤の2液型のウレタン塗料」もしくは「同じく・・シリコン塗料」を塗っていきます。この場合、2液型シリコンの塗料の方が持ちは(効果の持続)は良いです。

私のように「刷毛」で塗る場合もありますが、「ローラー」を使う場合もありますし、状況に寄っては「吹きつけ」で塗装をするときもあります。

ピカピカになりました!

完成するとこのように「テカテカ」「ツルツル」になり光沢が蘇ります!とてもキレイですよね!

 

尚、艶がない方がいい・・「マットな感じ」でしたら、そういう塗料も存在しますのでできます。

艶のある塗料を「艶無し」もしくは「艶具合を軽減させて」作れるのです。大概「汚れがつきづらく、落ちやすい」という点から「艶のある塗料」が好まれすが、好みによっては「艶がない」方がいいという方もいらっしゃいます。

当店でも「一度だけ」艶なしを塗装したことがあります。雨樋でしたけれど・・・。

 

余談:雨戸を塗るのは好きでした・・。

私は2015年まで現場で塗装をしていました。

そういう中で雨戸、戸袋は好きな塗装でした。私は刷毛でぬるのですがキレイに仕上がったときは、本当にうれしかったものです。

もう引退しましたが親方が「このくらいに塗れればいいね・・」と・・。

2003年から塗装の世界に飛びこんで以来、「片手で数えられるくらいしか褒めてもらってない」私ですが、だからこそ嬉しかったのを覚えています。この部分は本当にきれいにきまるととてもキレイなので、嬉しくてまたつぎ!はい、また・・!という感じでどんどん塗り進めていっていました。

「刷毛につける塗料の量」「雨戸に配る塗料の量」「刷毛の運び方、返し方」「塗料の温度による硬化の具合」「塗料の濃さの調節」・・・いろいろなことがすべて「ビシッ!」と重なることによって、刷毛目もムラもない雨戸の完成となります。

 

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