東京都府中市の戦争遺跡「旧陸軍調布飛行場白糸台掩体壕」
こんにちは、東京都府中市紅葉丘の塗装店「三商事」の長坂利昭です。
暑い日々が続いていますが、おかげさまでお仕事は切れることなく塗装のご依頼が続いております。ありがとうございます!
一方で、わが家の娘たちも含め、学生の皆さんは夏休み中ですね。しかし、今年も自粛を呼び掛けられる事態となってしまいました。
人混みを避けて、屋外の公園等で遊ぼうと思っても“強烈な日差し”“酷暑”で身の危険さえ感じる事があります。
私の子供の頃とは・・・2年前までとは・・・全く異なる夏休み。今の子供たちにはどのような思い出として残るのでしょうね。
こんな時こそ地元に!府中市白糸台の「白糸台掩体壕」を訪れてみよう!
さて、そんな2021年8月。今年も遠出が出来ない夏。
せっかくですから、皆様がお住まいの地域の歴史を振り返ってみてはいかがでしょうか?
というわけで、今回は当店からも程近い、府中市白糸台にある「旧陸軍調布飛行場白糸台掩体壕」をご紹介します。
まず、聞き慣れない、見慣れない「掩体壕」という言葉ですが「えんたいごう」と読みます。戦争時に兵器などの装備、物資や人を敵の攻撃から守るための施設の総称であり、ここ「白糸台掩体壕」は太平洋戦争末期に残り少なく貴重となった戦闘機「飛燕」を格納するために作られた掩体壕だそうです。
あくまでも戦闘機を空襲から守る(隠す)ための施設なので、造りは至って簡素。戦闘機がちょうど収まる大きさの扇状の屋根(コンクリート製)があるのみです。
長年、所有者及び団体による補修のおかげで保存状態も良く、2007年には府中市が市有地化、翌2008年には市指定文化財に登録され、現在に至ります。
現在の調布飛行場付近は、戦時中、陸軍専用の飛行場となっていました。味の素スタジアム周辺(甲州街道から北側)も敷地だったようですし、府中市の北は人見街道、西は西武線の線路近くまでが敷地となっていたようです。その周辺に数多くの掩体壕が作られ、使用されていました。
しかし終戦後、多くの掩体壕は取り壊され、現在、この一帯に残された掩体壕はわずか4基。その一つが「白糸台掩体壕」なのです。(府中市内には朝日町にもう1基ありますが、私有地内のため間近で見学することは出来ません)
※この夏、オリンピックの自転車ロードレースのスタート地点となった都立武蔵野の森公園内にも2基(大沢1号・2号掩体壕)が保存されています。こちらは見学可能です。
「旧陸軍調布飛行場白糸台掩体壕」の場所、見学のための駐車場は?
「白糸台掩体壕」周辺は現在、住宅街となっており、北側に走る甲州街道も西武線を越すための陸橋となっているので、車道からは見えず、あまり目立つ存在ではありません。ですから、通り掛かったから立ち寄ってみようとはあまりならない場所ですね。
(甲州街道陸橋の歩道より撮影)
住宅街であるがゆえ、周辺の道路はそれほど広くありません。また見学用の駐車場はありませんので、訪れる際は徒歩もしくは自転車をおすすめします。ただ、ご覧のように日陰になるような場所はほとんどありませんので、この時季、熱中症には十分お気をつけくださいね。(車で訪れる際は、周辺のコインパーキングご利用を。路上駐車は周辺住民の方々のご迷惑になります。絶対にしないでください!)
なお、府中市のホームページにも「旧陸軍調布飛行場白糸台掩体壕」は紹介されております。ご興味ございましたらこちらもどうぞ!
忘れてはいけない・・・語り継がなければならない・・・私にも課せられた「使命」
さて、今回「旧陸軍調布飛行場白糸台掩体壕」について書こうと思い立ったのは、もちろん「8月」だから。
76年前の8月。世界そして日本の激動。
この掩体壕は紛れもなく、あの70数年前の出来事を物語る歴史的な遺跡です。
辛いこととはなりますが、当時を知らない世代は特に、何が起きていたのか想像しなければならない必要があるのでは?自分の子供たちに何が起きたのかをきちんと伝える必要があるのでは?と、ここ数年その想いが強くなっています。
当然のことですが・・・昭和51年生まれの私に当時の体験を語ることは出来ません。
一方で、当時を生きた私の4人の祖父母は幸いなことに戦争で命を落とすことはありませんでした。(父方の祖父母とは、私が生まれてから祖父母が亡くなるまで同じ屋根の下、暮らしました。)
可愛がってもらったり、時には叱られたり・・・色々な思い出はありますが、祖父母が戦争のことを事細かに語っている記憶は私にはありません。
語っている祖父母の記憶を私が消してしまったのか?単純に話すことが嫌だったのか?それとも私にそのような話しをしても「仕方がない」もしくは「聞かせたくない」から話さなかったのか?今となっては確認のしようがありませんが、いずれにせよ、身近な人物の実体験を伝え聞き、記憶に留めておけなかったのは悔やまれます。(聞こうとしなかった、教えてもらおうと思わなかった私自身に責任あり)
身近な人物の話しを伝えられなくなった今、私が出来ること・・・。
当時の出来事を書き記した資料や小説、映像や話しがあることを子供たちに伝えていくことは私にも出来るはず。今更ながらですが、自分も色々と学んでいきたいと考えています。
昨年から習慣とするように心掛けている読書。8月は戦時中が題材の本を読もうと、昨年は藤原ていさんの『流れる星は生きている』を読みました。今年は半藤一利さんの『日本のいちばん長い日』を読んでいます。
残念なことに・・・不思議なことに・・・日本(東京)の小・中学校では「昭和」「戦争」について学ぶ時間が少ないように思えます。大人になっても自らが得ようとしない限り、情報は入ってこない社会となりつつあります。
「おうち時間」が増える今。皆さんも本や映像で、当時を学ぶ時間を取ってみてはいかがでしょうか。また、お子さんが居るご家庭は、ぜひお子さんと一緒に当時のことを想像し、語り合う時間を作ってください。
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