塗料の種類、相見積もりについて【営業事務日記】

スタッフ日記

先日公開しました「ニュースレター167号」からの抜粋です。

全文ご覧になりたい方は下記のリンクからどうぞ。

20年発行継続中!「ニュースレターおまかせください!!」167号

 

長坂利昭

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塗料にもたくさんの種類があります

 

塗装店らしく今号は塗料のお話です。

既に塗装工事を経験された方はご存じかと思いますが、工事の際には多種多様な塗料を使用します。

これは家屋が様々な材料・素材で作られているからであり、塗料メーカーは「外壁用」「屋根用」「鉄部用」「木部用」などなど、それぞれ特色ある塗料を製造しています。

それを踏まえ、私たち塗装業者は塗る箇所の素材・劣化状況を見極めた上で「さぁ、どの塗料を使おう?」と考えているのです。

 

また、塗料は「水性」と「溶剤系」の2通りの特性にも分かれています。

塗料を使用する際、塗る箇所の素材や劣化状況などから塗料の“原液”を“希釈”して使用する場合があるのですが、「水性」は「水」、「溶剤系」は「シンナー」を用いて希釈します。

シンナーを使用する溶剤系塗料はそれ相応のにおいがしますので、塗装面積が大きい外壁には、においの少ない水性の塗料がおすすめです。

 

更に、塗料に含まれる樹脂成分の違いにより「アクリル」「ウレタン」「シリコン」などにも分けられ、その一つの樹脂塗料の中でも、耐久性の長さが異なったり、違う特性があったりとそれぞれ特徴を持った塗料が製造されているのです。

実際、当店では塗料の耐用年数と価格を考慮し、ここ数年は主にシリコン塗料をご提案していますが、そのシリコン塗料でも2~3種類ご提案しています。

 

更に更に・・・これら仕上げに使う塗料の前には、素材と塗料の密着を良くするために下塗り材も使います。

この下塗り材にも特性の違う物が数種類あり、使用する塗料の選定にはそれなりの知識と経験が必要になってくるのです。

 

今後、塗装工事を検討される方へ

 

これから塗装工事をしようと検討される方は、まずどこの業者に相談、見積もりを依頼しよう?・・・だと思います。

「ぜひ当店“だけ”にお願いします」と言いたいところですが、常々書いている通り、塗装工事は“高額なお買い物”。

数社問い合わせをし、見積もりを出してもらう「相見積もり」は致し方ないと思っております。

そこで、塗装工事で相見積もりを取る際のアドバイス!

 

塗装工事では、先程ご説明した通り、各業者がそれぞれの知識・経験から使用塗料を選定し提案してきます。

ここで各業者の提案する塗料の性質があまりにも違いすぎると耐用年数や仕上がりの質、そして何より金額も異なってきてしまうのです。

ハッキリ言って、これではきちんとした比較検討は出来ません。

ご自身が望む耐用年数や予算などのご希望があるのであれば、最初にそれをしっかりと業者にお伝えいただく、もしくは既に一つでも見積書があるのであれば、そこに記載してある塗料名をお伝えいただくなどして、出来るだけ同等の塗料で検討なさってください。(もちろん塗る箇所も同じかどうか確認してくださいね)

結果、有難くご縁をいただけたお客様に対しては工事で恩返しをしておりますが、残念ながらご縁のなかった方にも「安かったから他の業者にしたけど・・・安いには訳があったんだな。失敗した」と後悔をしていただきたくないので、当店は見積もりの段階から精一杯のご説明を心掛けています。

 

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