お客様の大切なお声を手元に置いておくことにしました・・職歴20年目に思うこと

府中市紅葉丘の塗装店　三商事の上神谷（かみかべや）です。いつもありがとうございます。

2月といえば・・・5年前の2月4日に足場から落ち、頭部を負傷・・・という思い出と、

19年前の2002年2月1日が私の三商事という塗装店で塗装職人という人生が始まりました。

前職（結構、大組織です・・）の上司から散々成績のことを言われて・・。「営業色」の強い職場でした。13年勤めましたが、営業成績は決していいほうではなかったですよ。だからこそ・・なのですが、言われるようになってすぐの頃は

「自分はなんてダメなのだろう・・」と自分で自分を責めてしまう場面が多かったわけですが、そのうちに次第にそれがくやしくなってきて・・・。それが退職の直接の理由です。

「自分のチカラで生きて行く！」と決めて飛びだしてしまいました。そして親方に（義父）三商事に迎え入れていただき早19年・・。代表となってからは6年目になります。

飛び出してきたのはいいけれど、最初は何をやってもうまくいかないことばかり・・。でもそんな中やって来られたのは親方のおかげと、当店のお客様たちの存在でした。

2003年から基本的に「おまかせの姿勢」なのですが、ご提出をお願いしている「お客様のお声」。アンケートですね。これをお願いしだしてから18年・・本当にたくさんのご提出をいただきました。このファイルになった3冊にある皆様のお声。お褒めもありますが、お叱りもあります。

「代金を振り込んだときには、ご連絡をいただけないでしょうか・・・？」

それまでは前代表がすぐに連絡ができる環境ではなかった（携帯電話ももたないなど）・・ということが大きいのですが、これらも改善いたしました・・・「すぐに」確認したら「すぐに」携帯で連絡・・ということを徹底するようにしました・・。

「塗ってもらったところがはがれてきた！」

そんなお声にはすぐにいって対処してきました。そうすると「さすが地元の方！」と喜んでいただき、優しく接してくださいます・・・感謝です。

「昨日、ちょうど三商事さんのことを話していた！」

2月11日は祝日ということでいろいろなかつてのお客様の家をまわりました。点検・・ということもあるのですが、大方の目的は「話しに行くこと」。

そんなある一人の奥様が「昨日、ちょうど主人と三商事さんのことを話していたの！」というのを聞いてびっくり！とうれしさと・・え～・・そんな話題にしてくださるんだ・・と本当に嬉しかった・・。なんでもそのお客様は「すまいの中」もすこしリフォームするそうで・・。

「そのときに外壁なんかも一緒にやってしまったほうがいいのでは？」・・という話しになって、私の話しになったそうです。

「そのときはまた、よろしくおねがいします！」と言ってくださいました。またお声をかけていただく・・というこことは本当に幸せですね・・。ありがとうございます。

「あっ！　気になさらないでください！」

　（当店の現場ではございません・・下記サイトからお借りしたお写真です・・）（すまい工房西内）

こんなお客様にもお会いして・・・そのお客様はお亡くなりになったのですが、その娘さんがお家を引継ぎリフォームをしたのです。発注はウチではありませんが、私はつくっていたことは知っていました。たまたまその日そちらの方面に行く用事もあり、その方のお家へ足を運びました。そのお母さんは「私の潰瘍性大腸炎のことも」相談していまして、仲良くさせていただいておりました。

お母様がお亡くなりになってから、しばらくして様子をみにいくと上の写真のように「リフォーム」をしていました。当店は塗装専門ですので当店には依頼はこなかったわけです。

そして先日近くをとおるので「リフォームしていたけどあれからどうなったかな？」と思い見に行きました。すると「完成」していたんですね。

で、それを一目見て立ち去ろうとしたのですが、そこでちょうど掃除をしていたお客様の娘さんにあったのです。

その方は私を一目見るなりちょっと気まずそうな顔をされまして・・私にしごとを発注できなかったことを気にされているのでしょう・・。わたしもこうなるから・・と思ったからこそ、一目見て立ち去ろうとおもったのですがばったり出くわしてしまったのでそういうわけにもいかなくて・・

先に「ああ、ぜんぜん気にしないでください・・」と申しました。気にされてはたのしくお話しができないので・・。

「・・・すみません・・その節は母が大変お世話になって・・」といってくださり、「いえいえ、私も私の身体のことを心配させてしまって・・・すみません・・」　と。

「よくおわかりになりましたね、私マスクしているのに・・」と私が言ったら「もちろん、わかりますよ！」と明るくいってくださいました。私の病気もよくなっていることをお伝えして、さらにすこしお話しして別れました。

こんな風にたのしくお話しができると・・本当に本当に感謝なのです・・ありがとうございます。