コロニアル屋根塗り替えの時期間違いで大変なことに!必要性はあるのでしょうか?

屋根の塗装

現在、多くのお住まいで使用されいてるコロニアル屋根。カラーベストとも言われます。この「コロニアル屋根」「カラーベスト」という名称はもともとは「商品名」でして、総称すると「スレート屋根」というのが一般的です。

コロニアル屋根の塗装って本当に必要性はあるのでしょうか?

このコロニアル屋根は、セメントに多種の材料を混合し、高圧圧縮してかためた板です。そこに塗装が施されて着色してあります。この塗装はコロニアルの製品維持をするためのものでもありますので、塗装が経年劣化で落ちてくると、素地はセメントですから、水分を含みやすいのです。水分を含むということは、コロニアル自体が脆くなるということになります。

脆くなるということは、例えば、塗り替えをするために屋根にあがっても、歩く度に、割れてしまう・・ということもあります。

ですから、そうならないためにも再度の塗り替えは必要なのですね。

コロニアル屋根の塗装の時期は?どうなったら塗り替えの目安なの?

コロニアル屋根のメーカーなどは「5~6年」を推奨していますが、

コロニアル屋根の塗り替えの時期は、外壁塗装と時期を合わせてみた方がいいです。だから

「10年」を時期的な目安にしたほうがいいです。それと

あまりご自分の家の屋根を見ることはあまりないとは思いますが、すこし離れて

屋根を見てみてください。こんな症状が現れたら、塗り替えの目安です。時期を間違えて伸ばし伸ばしにしてしまうと、雨漏りなどのオオゴトになってしまいますので注意が必要です。

その1 カビやコケが生える

  

この茶色いものや緑のものが「カビ」や「こけ」です。

これらは屋根の上なので簡単に落とすことができませんし、仮に落とせたとしても、塗料の防かび機能がもう無くなっているために生えてきているので、また生えてしまいます。

おおむね、コロニアル屋根の北側から西側にかけて発生します。北側は特に一旦水分を含むと、乾きが遅く、いつまでも「湿気った状態」にあります。このまま放置した場合、もう塗料は防水機能を無くしていますので、湿気や水分はどんどんコロニアル屋根に吸収されていって、やがては人が乗れないほど「脆く」なってしまいます。

乗れないと言うことは「屋根の交換」「葺き替え」しか手立てがなくなり、塗装よりもコストがかかってきてしまいます。外壁塗装とセットで考えた場合

 

「外壁塗装+屋根交換」は「外壁塗装+屋根塗装」よりもコストはかかります。

 

その2 色あせが起きる

  

もう塗装に、濃いところ、薄いところと「ムラ」ができているのがわかると思います。塗装の経年劣化でこのようになってきたら、塗り替えの目安です。

それとコロニアルそのものの事ではありませんが、右の写真で言えば、中央にあり、アンテナをくぐっているもの、これは

「屋根押さえ水切り金物」といいます。これはコロニアル屋根を押さえているもので、この水切りの下にある木材に釘で止めてあります。

これはおおむね鉄製ですので、長年の放置状態によりこのようにサビてきます。さらに放置しますと、さらにサビは進行し、やがてはこの水切りに穴をあけます。そうなると雨漏りの原因にもなります。

もう一つはこの屋根押さえは釘で止まっているといいましたが、この釘がほぼ間違いなく、10年を過ぎると「飛び出て」きます。

    

こちらは他のお客様の屋根ですが、このように釘が飛び出てきてしまいます。原因は長年の屋根に対する環境の変化(暑さや寒さ、風雨など)や、地震、その他の微妙な家の動き、部材の伸縮などの原因もあります。

このまま放置しておきますと、釘が抜け落ちてしまいます。すべての釘がはずれてしまう・・のでは無いと思いますが、それでもそんな中途半端についているものなので、強風などに煽られるとこの水切りが「はずれてしまう」場合もあります。

ぼくははずれてしまっているのを何度もみたことがありますし、外れた水切りが風に煽られてどこからか飛んできて、地面に落ちているのを発見したことも1度や2度ではありません。

風で吹き飛んで誰かに当たり怪我をさせてしまう・・・そんな心配もでてきますよね。そして、無くなってしまったあとはどうなっているか?というと、こうなってます。

10年以上経った水切り金物の下は・・こうなっていた!これではどうしようもない・・

  

真ん中の隙間・・見ていただきたいのですが、この隙間がむき出しになるわけですね。水切り金物がないと・・・。

この木に釘でとめてあるわけですね。下の写真のように打ち付けられている木ももうぼろぼろです。これでは釘が効きません・・。このような場合はこの水切り金物と、この木もそっくり交換となります。木は10年前までは木でしたが、いまでは樹脂のものになります。交換した上で、屋根押さえを再度取り付けます。

交換した後、この上からも塗り替えはします。そうなるとしっかりした下地に釘が止まっていて、なおかつ、釘頭の上からは塗装がされますので、その後飛び出てくると言ったことは、ほぼ無くなります。

コロニアル屋根の塗り替えの時、当店ではこういうところも見ながら、塗り替えをしています!

もちろん10年以上経っていても、釘は飛び出ているものの、しっかりとした屋根押さえであれば、交換は不要となります。

その場合は釘を打ち直したりするだけで(増し打ちといいます)塗り替えに入っていきます。

 

コロニアル屋根の塗り替えの場合、屋根そのものの塗装のことももちろんですが、このように付随している箇所も見ていく必要があるわけです。

 

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