外壁塗装の助成金・・あなたの地域で使えるか調べます!に注意!!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。三商事の上神谷(かみかべや)です。
本当に久しぶりに私自身が更新します。今年から「月2回の更新」をしようと思っていましたがすでに3月になってしまい、1,2月は目標に届かず・・。今後は頑張って「私が実際に塗装の現場で、様々な方との交流での実経験」を綴っていこうと思います。
今回の記事はいままで「こういうことってあまり書かない方がいいのでは?」と考えていたような内容のことです。特にニュースレターには書かない方が・・と思っていたジャンルの内容ですが、ただいま製作中の最新183号には書きました。ですがニュースレターは「紙面」という限られたスペースでお伝えすることなので、言葉が足りない、書きたいのに書けない・・という事態にもなりましたので、改めてブログに書いていこうと思いました。
いわゆる「注意してください!」というネガティブな内容のものです。ですがこういうこともお伝えしていかないとかえって良くない「環境」というか「状況」というか‥になってきている世の中ですね。リフォーム業界は特にそうです。大きなお金が動くことだけに「悪いことに利用しよう」という人間は現れますし。今回ご紹介する私の体験はそこまでのものではないとは思いますが、それでも「ハマれば」ややこしいことに巻き込まれるので是非ご注意いただければ・・と思います。
助成金利用のお話です。私が「問い合わせ者」として経験したことです。当然問い合わせは私はする必要がない人間ですが、これに問いあわせるとどうなるんでしょうか?
広告へ問い合わせの手続きをしてみました
FaceBookとインスタグラムなどのSNSに出てくる「外壁塗装の助成金」の広告へ問い合わせをしてみました。
大前提として「あなたの地域は外壁塗装の助成金が使えるかをお調べします」というご提案です。
外壁塗装の助成金というのは「都道府県、市町村」で使えるかどうかが違います。実施している行政もあればしていない行政もあります。ちなみに当店のある東京都府中市は制度はございません。
結論を先に言ってしまいますが「助成金が利用できるか否か?はこのような広告で出てくるものに頼らず、自分でネットで調べるか、実際に行政に聞いてください。」
どうしてか?はこのあと書いていきます。
・・で、手続きを進めていきます。「戸建住宅かどうか?」「築何年か?」・・などの質問が来て、その次に「氏名、住所、電話、メールアドレス」などを質問されます。
「助成金が使えるかどうか?を調べるだけだから地域だけでいいのでは?」と思ったのですが、それでも進めていきました。
すると・・そのうちに「お近くの業者をご紹介します!」とでてくるので??となりました。まるで見積希望のようになってきていない??
すると最後にやっぱり「お見積り希望をありがとうございました」という画面が出てきました。お見積りは希望していないのに・・。そのあとメールアドレスに「業者からお見積りについての打ち合わせの連絡がきますので・・」ときました。私は2社選んでましたので2社からくるのか・・と。思った次の瞬間電話が!
「○○です!お見積りのご希望のご連絡をありがとうございました!」と早速連絡がありました。
女性の担当の方でした。私は「同業であること」「だからこそ見積の意思はないこと」「冷やかしのようになってしまったことへのお詫び」などをお話しました。そしてこう聞いてみました。
「私がどういう広告を見て手続きをし、御社にその連絡がいったのかはご存じでしょうか?」という問いに「それはわからないのです。ただ弊社には見積希望の案件としてくるだけでして・・・」というお答えでした。
私は助成金が使えるかどうか?を調べてもらうために広告をクリックした。そうしたら結果的に「使用できるかできないか?」に対しての答えは教えてもらえず、問い合わせとして御社に伝わり、御社が連絡をくださっているんです・・と内容をお伝えしました。そうするとその業者から驚きの言葉が出てきました。
そういえば・・・問い合わせはものすごく増えたのですが・・
その女性は「確かに問い合わせは増えたのですが・・・ほとんどが成果にならないようなものばかりで・・」
私のように折り返し電話をしてくる方は珍しく「連絡がつかない」「連絡がついても断られる」という方が多い・・とのことでした。
その業者の方は「それで・・なんですね!理由がわかりました」と納得された感じでした。「助成金を調べます」とは完全に興味のある方をキャッチする「だけ」のワードとして利用されているだけで、その広告主にとって「利用できるか否か?」はどうでもいいことなのです。だからその件についての答えはかえってこないわけです。
この「ワードを利用しての投げかけ方」でしたら「答えを出して教えてあげる」というのが本当だと思いませんか?
ここで「業者からお見積りを取りに行きますね」という連絡が来たからと言って、「ああ、助成金、使えるんだ!」なんて早合点してはいけません。業者から連絡があったからといってそれが利用できるという証明ではありません。
そんな風に考えてしまっては、見積から話がどんどん進んでいってしまったあと「実は助成金、利用できるかわからない」や「利用できない!」とわかっては後の祭りとなる可能性が大きいというわけです。
ですから最初に書きました「広告の業者に頼らず、きちんと行政に確認した方が良い」ということになるのです。
リフォーム詐欺・・という言葉が出てきてから大分経ちます。私がこの仕事をはじめた23年前から、その言葉はありましたが、今回のことは「そこまでのことではない」と言えるかもしれませんが、ただ「肝心なところを言わない、教えてくれない」ということですからやはり、その情報を受け取る側としては注意しないといけません。
私は「注意してください」と言いましたが、このことが逆に「外壁塗装を取り組むためのいいきっかけ」になる方もいると思います。助成金のこと何も教えてくれないのも確かに片手落ち・・行政に聞いてみたら制度はない・・けれど、以前から実は考えていたし・・やってみるか!」と計画が進んでいく・・というご家庭も少なからずあるとは思います。少ないとはおもいますが・・。
そういう意味ではまったくの「わるいこと」でもないとは思います。要は受け取る側がどう感じるか?だと思います。ですが、私がもし三商事でなく一個人としてこの問い合わせをしていたら「対応が片手落ち」ということでこの広告を出している会社は却下ですね・・。そして私という問い合わせ者を回してもらう施工業者も却下です。でも広告の内容を知らない・・というのもかわいそうな話です。(その女性の方が知らないだけで社長は知っているのかもしれませんが‥)
ここまでをまとめます!
・助成金を調べます!をうたう広告には注意してください。あくまで「外壁塗装」に興味のある方を集めるための手段ですので「助成金が利用できるか知りたいだけ・・」という方に「見積りのために業者を派遣します」となって「そんなつもりはないのに・・」とかえって不安になってしまうことにつながりかねないです。
・助成金が使えるか、否か?は直接行政に聞いた方が、早く正確な情報が手に入ります。ネットで調べるのもいいですが「読み手の文章の解釈の違い、相違」などで誤解が生まれる可能性もありうる。(個人的に思うのは外壁塗装の助成金というテーマに関わらず、どんなテーマをネットで調べるときもこれってつきまとうこと・・なのでは?と思っています→ 結局、人に聞いた方が早い!となる)
・詐欺・・とまではいかないかもしれませんが「意思がないのに業者から連絡をもらう」ということに、少なからず「不安」を感じさせてしまう取り組み、広告ではあると思います。実際に私もすくなからず「不安」は感じました。対象の方を不安にさせてしまう・・ということは「お客様を迎え入れる側」にとってそれは「致命傷」だと思います。つまり失客につながる。不安にさせる業者に付いていく方はいません。
「こういう広告を利用する施工業者」についての思うところを次回は書いていこうと思います。次回書けば今月のノルマを達成!となりますが・・(笑)このブログは「お住いの塗装を検討している方」に見ていただくためのもの・・という立ち位置にありますが、今回登場した「施工業者の立場」のことも書いて知っていてくださったら・・と思いトピックしたいと思います。

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