外壁塗装時に「どうして、雨戸はずしちゃうんですか?」
こんばんは、府中市紅葉丘の塗装店 三商事(さんしょうじ)の上神谷(かみかべや)です。
今回は、お客様からいただいたご質問について、少し書いてみようと思います。
あるお宅のベランダの中にある、壁面を養生をして、塗装の作業をしていたところ、「どうして、雨戸をはずしちゃうんですか?」と尋ねられました。
どうして雨戸を外して塗装をするのか?
雨戸には戸袋がある場合と、ない場合があります。
戸袋というのは、雨戸を開けたときに収納されるところですよね。
この戸袋がないものは、その部分が「枠だけ」になっていて、雨戸を開けたとき、そこに収まるようになっています。
このお客様のお家は「戸袋がなく、枠だけ」のものでした。
戸袋がある場合は、その部分には外壁は無いのですが、枠だけの場合、そこには外壁があるわけです。
一箇所につき、雨戸というのは大抵、複数枚あります。(このベランダの場合は一箇所で2枚でした。)
2枚を閉めた状態にすると、外壁が露出するわけですが・・・
この場合、閉めた状態にしてもすべてが露出するというのは、極めてまれで大概は、「すべて閉めた状態でも、雨戸と外壁が重なってしまう部分ができる」ことが多いです。
つまり、「外壁の一部が、雨戸の影に隠れてしまう」のです。
そして、このままでは塗装もそうですが、その前の養生もとても難儀になります。
これを解決するのには「一枚はずし、残った一枚をさらにスライドさせ」ます。
そうすると、その「重なってしまった部分」がさらに露出されてきます。こうすることによって、養生はしやすく、塗装もしっかりできるというわけです。
だから、今回はずさせていただいたわけです。
そうして、養生、下塗りと済んだ写真が下の写真です。
この枠だけの雨戸にも、いろいろなタイプのものがあります。
雨戸をつけたままでも、養生や塗装ができることもありますし、雨戸をはずさないといけないが、はずしづらいものもあります。
いづれにしても、こういった部分もしっかりと塗っていかないといけないわけです。
(中にはこういった部分には“手がかかる”から塗らない・・・という業者もいるらしいです。何かの理由で、雨戸をはずすときになれば、わかるわけですが、通常では隠れて見えない部分になってしまいますので・・・)
さらに、そのままの状態で、中塗り、上塗りと済ませていきます。
上塗り終了が上の写真です。このあと養生をとり、雨戸を取り付けて完成となるわけです。
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