外壁塗装の足場代無料って大丈夫ですか?相場を知って安心な塗り替えへ
こんにちは!いつもお読みいただきありがとうございます。府中市紅葉丘の塗装店 三商事の上神谷{かみかべや}です。
外壁塗装って、どこに頼んだらいいのか・・・と色々悩みますよね。そんなときに足場代が無料だと言われて・・・お得だけど、高い買い物だし、大丈夫かな・・・?と思われましたら、プロの視点から相場の実情をお伝えします。
足場の相場は15から25万円・・・
「家の外壁面積が大きい・お住まいが大きいと、それだけ足場の費用も高くなる」のが足場です。
お住まいの大きさ、屋根にも足場をかける必要があるか・・などさまざまな条件がその時々で違うので、一概には言えませんが、概ね「15~25万」というところです。
平米単価(1㎡あたりのお値段)で言えば650円~700円くらいになります。
屋根は勾配がある場合にかけることになりますから少し高くて、700円~800円くらいになります。
平米単価は「足場を掛ける面積」ということになります。足場をかける面積というのは「お住まいの外壁の面積よりは絶対に多く」なります。それは立っている家の周辺にかけるからです。
ご説明しますね。
家を上から見て、単純に考えて「長方形の家」だった場合、長い一辺と短い一辺より「50センチ」は多くしての計算となります。これはそれぞれの壁面から50センチ離しての設置となるためです。
離さないということは「足場はすべての外壁にピッタリとくっついてしまう」ことになり、これでは作業にならないからです。だから50センチが取れないほどの「隣家とのスペース」のときは・・・こちらの記事のようなことになってきます。
例えば長い方が8m、短い方が5mだった場合、8mより両端50センチずつ余分にみての計算になりますから、この場合は9m、短い5mも同様に考えて6mということになります。
この家の周りの足場の長さは「9m×2辺 + 6m×2辺」と言うことになりますから外周は 30mということになります。
そして当然足場は「立体」ですから、ここに縦を(家の高さ)をかけます。7mでしたら30m×7m ですから210㎡ということになります。これは家の外壁に対する面積の数字になります。あとは屋根に掛けるのでしたら、その㎡をプラスしていくことになります。
足場の価格は工事日数が関係する?
たまにお客さまから質問をいただくことで「足場というのは『掛けている日数、使用している日数が長い』と余分に費用が発生しますか?」というのがありますが、あくまで先程の「平米数」で算出された金額です。
そのため、雨などで工事が押して予想外に伸びてしまった・・・となっても、余分に費用ははっせいしませんので、ご安心ください。
そのうえで、足場代無料はありえる?そこに頼んで大丈夫?
やっぱり、すこしでも安く・・・と思うのですが、安い足場業者は「それなりの足場」しか組みません・・・やっぱり・・・
そして、外壁塗装の足場費用が無料の業者はホント?!
というと、こちらも、やっぱり、ウソです・・・
当店も何度かそのような業者さんとの相見積もりになったことがあります。
足場代無料ということはまずありえません。
足場業者が組むにせよ、自社で組むにせよ、人数や日数はかかります。
それらが0では済まないです。百歩譲って、自社足場ならあり得なくもないかも・・・ですが、それにしたって自社の職人にも人工(手当)は払います。
まして、足場業社ともなりますと、それを生業にしているわけですから、無料でやります!なんて絶対あり得ないんですね。
ではどうして足場無料などと言えるのでしょうか・・?
実はきちんと取られている足場費用。そんなお見積りのカラクリとは?
外壁や屋根の面積を実際のものより大きくしていたりや、平米単価(1㎡を塗るのに必要な値段)を高くしていたり・・などで足場にかかる費用を他の箇所へ振り分けている場合があります。
「安く感じていただけるような表現の仕方」と言えなくもないですが、かえって不信感を抱かせてしまうのでは・・というのがぼくの感じるところです。
当店のお見積もりには、正直に、足場費用は記載されていますので、ご安心ください。
ですが、足場代をお得にする方法はあります
それは、「外壁塗装と屋根塗装を一緒にする」です!!
費用の関係で「今回はとりあえず、外壁だけにしておいて屋根はこの次に・・」という風に考える方も少なくありません。
ですが、これではかえって足場代を無駄にしてしまうということになります。
コロニアル屋根、カラーベストの屋根などは、塗装の状態としては外壁とほぼ同じくらいで塗装の時期を迎えます。
コロニアル屋根というのは往々にして勾配があります。状態はカビやコケ、劣化した塗料で表面はざらざらなのです。勾配がありなおかつ、ざらざらと言うことはそれらに足を取られてしまいます。だから足場がないと立っていられません。
ですので、ある程度の勾配があるコロニアル屋根には、足場をかけることになります。
そして、当然ですが外壁にも足場はかけるわけですね。
外壁、屋根と一緒の機会に足場を掛ければ1回ですべてすむところが、外壁は外壁、屋根は屋根とわけてしまうと、足場を2回掛けることになります。
足場を1回多く掛けなければいけないということは、その1回分が無駄になってしまいますね。
全体的な費用で見てみると、足場代がさらにかかってしまいますのでご注意くださいね。
「塗り替えはされるならすべて一度に!」はお得ですよ!
では、今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。
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