府中の塗装業者がお伝えする屋根塗装の時期っていつ頃?状態の目安はあるの?

お客様からのご質問, お客様の気持ち, その他の部分の塗装, 外壁塗装をするに当たっての細かい事柄, 屋根の塗装

府中市紅葉丘の塗装店 三商事の上神谷(かみかべや)です。いつもお読みいただいてありがとうございます。

今回は「屋根塗装の時期っていつ頃? 状態の目安はあるの?」というテーマでお伝えしていきます。

普段は見えない屋根ですが、だからこそ気に掛けていないと気がついたときには大変なことになっている・・というコトもありますので、ぜひお伝えしておきます。

屋根塗装の時期は「状態から」言えば6~8年 ですが・・・

まず屋根というのはその使用している材料によっては塗る場合と塗らなくても良い場合があります。

塗るべき屋根材は「カラーベスト(コロニアル)」「アスファルトシングル」「瓦棒トタン屋根などの金属の屋根」モニエル瓦」などです。

塗装をしなくても大丈夫な屋根材は 日本瓦など「焼き物」の瓦です。

 

多く使われている屋根材ということもありますので、カラーベストを例にご説明していきます。

まず「カラーベストとは『平型化粧スレート』のことで、屋根材の一種。セメント、けい砂を原料とし、繊維で補強してできている。高密度で均一な結晶構造もち、軽量で吸水率・伸縮率・含水率が少ない不燃材料である。」(suumoサイト)より

・・とあります。

このサイトでも謳っていますが「:一般の屋根材よりも硬く、強度も高いので、耐久性に優れている」点や「雨風にも強い」とのことですが、これは塗装が施されていまして、その塗装でその機能が保たれていますので、塗装が劣化してきた場合の塗り替えは重要になってきます。

この「黄色(黄緑?)の部分」が「コケ」です。これが立地条件にもよりますが早ければ「築6年から8年」ですこしずつ発生してきます。

「状態から言えば」そこで塗り替えができればベストですが、そうではないケースも多く、大概は外壁の塗装に時期を合わせて屋根も塗り替えることが多いです。そうなると10から15年の間で・・となります。

(ちなみにこちらのお住まいは築16年です)

 

要はこういう「黄色い、または茶色いものが発生してきたら」塗装の時期とお考えください。

 

こちらは金属(鉄製)の屋根です。瓦棒トタン屋根といいます。

鉄製ですのでこのように劣化してくると(サビ)を発生させます。このままの状態ですと、薄い鉄の板ですから、さびの進行から腐食し穴が空きます。そこから雨が侵入してしまう・・というわけです。

カラーベストよりわかりやすい目安かと思います。このパターンの屋根は近年、すこしまた流行り出してきましたが、築30年以上前に多く使われていた素材の屋根です。

1階と2階の間にある「下屋根」という屋根もこの瓦棒トタンを使っている場合があります。この場合ベランダが上に乗っている場合が多く、ベランダからチェックできるので、錆びてきていたら塗装の時期ということです。

どうして外壁塗装と同じ時期に屋根を塗る場合が多いのですか?

それは「費用の問題から」です。 カラーベストの屋根となるとそれなりの「勾配」があります。

このように屋根自体に足場をかけたり、またかけないにしろ、飛散防止シートを取り付けないと塗っている時の塗料の飛散も心配ですし、写真のように高圧洗浄もしますので汚れしぶきも近隣に飛散します故に、飛散防止シートは必須です。

高圧洗浄では無く「ケレン」という手工具などの手作業でこけ、カビなどの汚れを落とす・・という方法もなきにしもあらずですが、効率が著しく悪くなりますし、汚れしぶきは飛散しませんがいずれにしてもゴミの飛散は免れませんので、飛散防止シートはなし・・という訳にはいかないです。

それに足場が無いとはしごで屋根にあがって、命綱で塗装となりますから安全面から言っても仮に屋根の塗装だけ・・としても足場は必要です。

ですが、せっかく足場を通常に掛けるわけですから、外壁も塗装をしておいた方がコスト的にもいいわけです。外壁と屋根と別々の機会に

塗り替えてしまうと、都度足場代がかかってしまうためお得ではありません。

 

屋根塗装の季節というのはありますか?

ある意味「時期」とも言えると思いますが「季節」という観点から言いますと

「屋根塗装だけ」というのであるならば11月~3月まではできません。

 

なぜかというとこの時期は外気温の低さから「霜が降りる」からです。

朝、起きて屋根をみるとこの時期は真っ白になっています。霜がおりているわけですが、これが時間の経過とともに溶けてきて屋根がびしょびしょに濡れます。

この濡れている間は塗装はできないのです。きちんと乾いてからで無いと後で剥離(剥がれてくる)の原因になります。これはどんな素材の屋根でもそうです。

そして外壁など、屋根以外の塗装箇所があればそちらを手がけている間に、屋根も乾くから大丈夫なのですが、屋根だけしか塗装する箇所が無いとAM10:00~11:00くらいまでは仕事ができず・・となってしまいます。

 

ですから11月から3月までは屋根だけの塗装はできないのです。

屋根塗装の時期っていつ頃?状態の目安はあるの? のまとめです。

・カラーベスト(コロニアル屋根)でしたら「黄緑色や茶色などのコケ、カビなどが発生してきたら」塗装の時期となります。

・金属製(鉄製)の屋根でしたら「さびの発生」がその時期

・屋根のみの塗装としても、洗浄などで汚れを落とす都合上、飛散防止シートはやはり必須。それには足場が必要です。コストの面からも外壁塗装とセットでした方が良いです。

・それを考慮して「屋根だけの塗装」を選択された場合でも「11月から3月まで」の霜の降りる期間にはできません。(業者によってはわかりませんが、当店でしたらその時期はやらずにずらします。)

 

今回は以上です。今回もお読みいただきありがとうございました。

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