雨樋って塗装の必要性はある?費用がかからないのはどっちか知りたい!

付帯部分の塗装について

府中市の外壁塗装屋三商事の上神谷(かみかべや)です。

今回は、雨どいの塗装は必要なのか?というテーマでプロ視点から書いてみたいと思います。

 

結論からお伝えすると、雨樋の塗装は必ずしも必要とはいえませんが、当店では極力、塗装をおすすめしています。

プロがおすすめ!雨樋は塗った方がいい理由とは!

理由は

①雨樋の劣化を防ぐため

②塗り替えが終了したときに全体の仕上がりの良さ

です。

 

雨樋の塗装の目的は、外壁塗装とおなじように「美観の維持」と、「既存の雨樋の保護」が目的です。

一般の住宅で多様されているのが「塩ビ」の雨樋です。これらはそのまま放置しておけば、やがて色が薄くなり、「反り返って」しまったり場合によっては破損しやすくなります。

 

もちろん、そうなったらなったで「交換」ということもできるのですが「外壁塗装をする際に、一緒に塗装する」場合よりも、コストがはるかにかかります。

ちなみに、交換の際に注意しなければならないことがあります。

その雨樋についての「部品など」が、交換する時点で「現存するか?」ということです。

一般的に使用されている「丸い筒状」の雨樋ならば、部品がなくなるということも少ないのですが、少し特別なものだと、どうなるのか・・・。

当店でも、実際にそのようなことにであったことがありますので・・・。

外部からの何らかの強い衝撃などでの破損でなく、自然の劣化にて破損した場合、交換ともなればその雨樋は「10年単位」で月日が経過しているはずです。

そのときにその雨樋についての部品などが、あるかないかということが問題になってくると思います。
はたして「悪い部分だけを交換して、状態のいい部分は残して・・・」ということが、できるのかどうか・・・。できない場合は「すべてを交換」ということになるでしょう。

 

外壁塗装の一部として雨樋を塗装するなら、金額の差はそんなに無い場合がほとんどですから、こういう機会なら雨樋も塗装しておいた方がよろしいかと思います。

 

それに雨樋を塗ると全体の仕上がり感が違います。

雨樋に限らず、外壁は塗装をしても雨戸や、戸袋など細かい部分は塗装していないお家がたまにございますが、やはり、そういった部分も塗装しておいた方がよりきれいに見えます。

 

塗装が完了したお客様のご近所の方に、ほぼ言われるのが

「雨樋、取り替えたんですか?」

取り替えたのではなくて、塗装をしなおしたことを告げると、

「へぇ~!そうなんですか! きれいになるもんですね」

と、いわれることが多いです。

でも、雨樋は塗装できないとも言われたのですが・・・

というお話もあるのですが、それはだいぶ以前の話です。

以前は雨樋は(塩ビは)塗料との密着が悪く、たとえ塗装したとしても、すぐにはがれてしまったものでした・・・。

なので、「雨樋は塗れない」と言われていたのです。

 

実際に、お客様から

「雨樋って塗れるんですか?」

というご質問がでるときもありますし、御見積りをお持ちする際に「もう一つの業者さんは『雨樋は塗れない』と言われた」と言われることもあります。

 

では、その頃は塩ビの雨樋に塗装をするとどうなるか・・?いうとところどころというか、ほとんどというかで、ぺらぺらと剥がれてしまいました。

こんなふうに・・・

でも、今ではきちんと塗れる材料があります。

はがれることも無く、きれいにぬれるわけですね。

長持ちする塗装のやり方!実際の作業工程の様子

まずは「ケレン」です。

ケレンとは、錆や前回の古くなった塗装などを削り落とすことです。

150番のペーパー

このペーパー(サンドペーパー)により、表面をこすります。このときあまり「ごしごし」と強くかけると、かえって表面にキズがつきすぎるのでよくありません。

軽くこするだけで、適度に表面に傷がつき、塗料の密着がよくなるというわけです。

この作業を怠ると後々「塗料のはがれや浮き」の原因になります。

 

次にこの「密着バインダーM」を塗ります。

密着バインダーM

これを塗ると、しっかりと次に塗る塗料を密着させてくれるわけです。



“サゲツ”と呼ばれる缶にいれると、このように半透明の塗料です。

密着バインダーM その2

ちなみに“サゲツ”とは私達が塗るときに、塗料を入れておくものです。この缶に塗料を入れて刷毛と一緒に持ち歩き、塗料を塗るのです。

これをケレンした雨樋に刷毛で下塗として塗っていきます・・・・。

実際に塗ってみた様子

これが塗装前の雨樋です。

雨樋 塗装前
タテに半分ずつ、色が違うのがわかりますでしょうか?
色がうすくなっているのは、日当たりの良い部分です。長年日光にさらされていると、このように変色してきます。

上記の「密着バインダーM」を下塗して、2液形ウレタン樹脂塗料を塗ります。
半分だけ塗装
 雨樋を固定している金具より上半分だけを塗った様子です。下半分はまだ密着バインダーのままです。
そして、この塗料を2度塗ります。

下塗を含めますと3回塗りでの仕上げです。
雨樋塗装完成

塗装完了の状態です。色も元にもどり、しかもピカピカになりました。

このように、雨樋も塗装しておけば、きれいになりますし、何より、その後の“持ち”が違ってくるわけです。

 

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